煙管を持つ美しい女

ふと、思いつきで電車に乗り、日帰り旅行に出た。ゆらりゆられてトンネルをぬけると一瞬で海の景色となった・・・

到着したのは小樽駅、のどが渇いたのでクラフトビールを呑んだ。歴史を感じる広い店内は、開放感がありコクのある“ドンケル”は美味しかったが、限定醸造の木苺のビールは華やかな風味で、この一杯で元気になった。

小樽にしたのは、7月にオープンした浮世絵美術館に来たかったから。出品リストは「歌麿と写楽」が中心。浮世絵に興味を持ったのは、随分前に友人がくれた手紙の封筒の郵便切手が菱川師宣”見返り美人”が貼ってあり、それから歌麿の切れ長の目と煙管(キセル)を持つ美人画に興味を持った。

リストの中に「婦女人相十品 煙管持てる女」がある。着物がはだけて小さな胸が見え、煙を見つめる姿はエロチックな想像をしてしまうが、人間の持つエゴイスト的なものに振り回されながらも、賢く生きる女がひと時の安らぎを楽しんでいるように見える。”ふぅ~バカバカしいっ”なんて呟いているかも・・・カッコイイ~

”18歳未満の方は入場できません”との暖簾をくぐるとそこは春画の展示。一言でいうと”グロい”しかし貴重なので大人であれば観ておくことをオススメする。ふふっ・・・

もう一つ寄った場所、旧三井銀行小樽支店(重要文化財)明治から昭和初期にかけて北日本随一の経済都市であったという証、美しい建築はそれを象徴している。地下の金庫室へ入ると、この中に閉じ込められて脱出するトム・クルーズを連想させた。

最後はルタオでその場所でしか食べることが出来ない”とろとろ生ショート”とサバラガムワ紅茶をいただき旅を終わらせる。

近くて遠いエキゾチックな小樽、また訪れることにしよう・・・

ズッキーニの味噌こうじ漬け
かぼちゃカルボナーラ

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