シングルモルト

そうねぇ…私の親が子ども時代だった少し前くらい… さっぽろの中心部から東へ行ったところ、そこは工業地帯であったという”苗穂”・・・

今では、タワーマンションが建ち並び、周辺は便利な街へと発展している。その一角に築八十年になる、昭和のにおいがぷんぷんする建物でBarをみつけた…(前置き長いかなぁ)

ぼんやりとした灯りだったが、私の冒険心がそのBarの扉を開けたのだった。壁にはズラリと並ぶウイスキーのボトル。この中には、一杯二万円だという”響”がある。私には手が出ないが、店主は誇らしげにボトルに1/3しか入っていなかったが、四十万円で引き取ったという…(・・?

あり得ないこと話をしているのだと私は思ったのだが、どうやら真実らしい・・・

しかし、ワインならともかくウイスキーが、こんなにも高級なのだとは… 無知であったぁぁぁ

マティーニはつくれないといわれ、アイリッシュウィスキー一杯、千二百円の(現実的だぁ)ロックで飲んだ。というよりは、なめてみた。私の喉を熱くし、おつまみのホワイトチョコレートが、いつか食べた”ウイスキーボンボン”を思い出させた。

中途半端に、なかみが入ったウイスキーボトルをみていると、まるで昭和の忘れ形見をながめているようだった・・・

セピアな微笑み
ポークでストロガノフ&キャロットライス

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