空間と一粒のチョコレート

ざわめくオフィス街のなかでも、至って静かな商業ビルディングだろう… 

近くまで来るとランチや休憩しに立ち寄る。ここの大きなソファに座り天井を見上げ、一つの空間の中にあるリングのライトになぜか私は、癒される…

ご存知ここは「GODIVA」お気に入りは、ホットショコリキサーであるが時季的に、ホイップクリームがたっぷりのった抹茶ショコリキサー(アイス)である。ほんのり苦味かかった抹茶からあとからくるチョコレートの甘味が、私の舌を喜ばせてくれる・・・

その昔、八王子駅前のデパートでGODIVAのチョコレートを一粒だけ買ったことがある。たしか…500円だったと思う(・・? 学生だった私にはお金がなく、高級すぎてハードルが高かったが、冷ケースに並ぶ宝石のようなチョコレートを一度買って、優越感に浸りたかったのである。

ドキドキしたが、店員はニッコリとして白手袋をはめて、たった一粒のチョコレートをキレイな小箱に入れラッピングしたのである。これが、私のGODIVAデビューなのだ・・・うふふ

昨今、多くの人々に親しまれるチョコレートとなり、スーパーやコンビニで見かけるようになった。当時、高級チョコレートが買えた嬉しさよりも、一粒でも大切に箱に入れてくれたことが嬉しかったかもしれない。この場所に立ち寄ると、ふと、そんな思い出がよみがえる…

たった一粒だったかもしれないが、人々に喜びを与えてくれるチョコレート屋さんを…

私は尊敬する・・・

ひんやりパプリカマリネ
揚げナス田楽

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